年齢を重ねると、少しの段差昇降もケガのリスクになり得ます
昨今、バリアフリーをうたうマンションやおうちが増えていますが
年齢を重ねた「おうち」も、まだまだ悩むところが多いのではないでしょうか?
Contents
お風呂〜洗面所の大きな段差
今回ご紹介するお宅は、築41年のマンションです
お住まいなのは70代の女性とその娘さん一家
引っ越して来られた当初(40年前)は、まだ娘さんたちも小さく、
何ら気にしなかったお風呂と洗面所の段差ですが
去年、風呂上がりの濡れた体のままこの段差で転倒され手首を骨折、
今となっては毎日こわい思いをする段差になってしまいました
排水の高低差が必要なこともあり、浴室の床を低くしながら、
洗面所の床を上げての段差解消です
残念ながらバリアフリーとまではなりませんが
これなら、濡れた足で段を下りることなく、
しっかり体を拭いてから着衣した状態で
脱衣所から廊下への蹴上が軽減された段を下りることができて安心です
洗面所の不快なところ
古いマンションにはよくあることなのかもしれませんが
排水路の高低差不足によって、バスタブの残り湯を排水すると
洗面所に設置している洗濯機排水栓あたりで
ゴボゴボと音がするようになったそうです
また、洗面台も当初からのものなので、新しく交換、
より便利に使えるよう、設置場所の変更もすることになりました!
⬇︎こちらが、改修前後の配置変更がわかる図面です
少し壁を移設することで、ひとまわり大きなユニットバスに変更することができ
快適さもアップしますね!
トイレの不快なところ
娘さん家族が同居するようになり家族が増え
トイレが空いているか確認できずドアを開けてしまうことがあったそうです
なので今回、小窓付きのドアに取替えすることになりました!
これで、中の灯りが見えて安心です
工事の様子
いざ工事が始まってみると、その作業のスピードに驚かされます
工事初日昼にはこの状態、玄関先に撤去したバスタブが置かれていました
半日でここまで作業が進むんですね!
⬇︎そして2日後の様子はこちら
新しいユニットバスが、すっぽりハマっています
洗面所等はまだ工事中ですが、照明と換気扇を付ければ
次の日には新しいお風呂に入ることができるそうです
新しい段差
浴室の床も可能な限り低くし、洗面所の床を浴室に合わせた高さに設定します
洗面台の配置を変更したので、排水管が新たに設置されました
洗濯機は一時的に若干移動されていますが、工事中でも使用できます
階下への漏水の心配が少ない洗濯パンも新設予定です!
以前の浴室段差よりも、だいぶ段差が解消されていることがわかります
工事完了が楽しみですね!
次は、完工後の報告投稿を予定しています
お楽しみに!