アルコールチェック義務化!アルコールは何時間で抜ける?
道交法改正により令和4年4月から
白ナンバー(乗用車)5台以上
もしくは
乗車定員が11人以上の白ナンバー車を
1台以上保持の事業所は
アルコールチェックが義務化されます
アルコールの分解は
思っている以上に時間がかかります
では、お酒を飲んで何時間たてば
運転してもよいのでしょうか?
今回はアルコールの分解時間について解説します
Contents
アルコールの分解時間 計算法
1時間で分解できるアルコールの計算法
体重(kg)× 0.1 = 1時間で分解できるアルコール量(g)
体重60kgの人は
60(kg)× 0.1 = 6(g)
1時間で6gのアルコールを分解できます
では、お酒に含まれるアルコールは
何グラムなのでしょう?
お酒に含まれるアルコール量の計算法
お酒の量(ml)× アルコール濃度(度数/100)× 0.8(アルコール比重)
= アルコール量(g)
ビールのロング缶(500ml)なら
アルコール度数5%として
計算すると
500 × 0.05 × 0.8 = 20
アルコール量は20gになります
アルコール20gに相当するお酒の目安
- ビール(5%)・・・500ml
- チューハイ(7%)・・・350ml
- ウィスキー(40%)・・・ダブル1杯
- 焼酎(25%)・・・100ml
- 日本酒(13~14%)・・・180ml
- ワイン(12%)・・・200ml
クルマは何時間後から運転できる?
ビールのロング缶(500ml)なら何時間で分解できる?
上記の計算法により
体重60kgの人なら
1時間あたりの
アルコール分解量は6g
ビールのロング缶のアルコール量は20g
20 ÷ 6 = 3.33 となり
アルコールの分解時間は
約3時間20分となります
安心してはいけません!アルコールの分解時間は個人差がある
アルコールの分解には
体質・体格・性別・年齢などの個人差や
食事・睡眠の影響など
複雑な要因が影響しています
計算はあくまでも
目安と考えましょう
飲酒運転による
運転免許取消処分者講習で使用されている
ワークブック考えてみよう飲酒運転と健康・運転
(警視庁、独立行政法人国立病院機構久里浜医療センター)
によると
平均的なアルコール分解量は
1時間あたり
4g程度(ビール100ml)であると
記述されています
ビールのロング缶(500ml)なら
アルコール量が20gなので
分解時間は約5時間となります
上記の計算法で算出した
3時間20分とは
大きく異なるのがわかります
また、アルコールを抜くために
多量の水分を飲んでも
汗や尿で体外に排出される
アルコールはわずかだそうです
体内のアルコールは
分解を待つしかありません
アルコール分解時間の早見表
平均的な1時間あたりの
アルコール分解量を4gとして
計算した結果を表にまとめました
お酒の種類 | 1本 | 2本 | 3本 | 4本 | 5本 |
時間 | 時間 | 時間 | 時間 | 時間 | |
ビール(5%)350ml | 3.5 | 7 | 10.5 | 14 | 17.5 |
ビール(5%)500ml | 5 | 10 | 15 | 20 | 25 |
チューハイ(7%)350ml | 5 | 10 | 15 | 20 | 25 |
チューハイ(7%)500ml | 7 | 14 | 21 | 28 | 35 |
チューハイ(9%)350ml | 6.3 | 12.5 | 18.8 | 25 | 31.3 |
チューハイ(9%)500ml | 9 | 18 | 27 | 36 | 45 |
ウィスキー(40%)ダブル1杯 | 5 | 10 | 15 | 20 | 25 |
焼酎(25%)100ml | 5 | 10 | 15 | 20 | 25 |
日本酒(13~14%)180ml | 5 | 10 | 15 | 20 | 25 |
ワイン(12%)200ml | 5 | 10 | 15 | 20 | 25 |
例えば
夜10時までお酒を飲むとして
朝9時から運転する予定なら
ビールのロング缶(500ml)なら
2本くらいが限度なのがわかります
意外と少ないですね
気をつけましょう
まとめ
アルコールチェックが対象の事業所は
令和4年4月より
運転前後の目視によるチェックの義務化
令和4年10月より
「アルコールチェッカー」によるチェックが
義務化されます
飲酒運転で
悲しい思いをすることがないよう
気をつけましょう
㈱オープルでは
各種アルコールチェッカー(検知器)を
取り扱っております
お気軽にお問い合わせください
最後までお読みいただきありがとうございました
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072-948-8300
参照
ワークブック考えてみよう飲酒運転と健康・運転(警視庁、独立行政法人国立病院機構久里浜医療センター)
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