災害に強い非常用LPガス発電機②
非常用LPガス発電 その2 LPガスの特長
災害に強い「最後の砦」クリーンなエネルギー
LPガスの最大の特長は、設置した箇所ごとに独立して稼働する「分散型」「スタンドアローン」という点です。
軒下在庫(未使用のボンベ)が常に存在するため、
電力や水道などのインフラが途絶した場合でも単独でガス使用を継続できます。
重油は3か月、軽油は6カ月で劣化が始まりますが、LPガスは品質劣化などがないため、長期保存が可能です。
この「分散型」の特徴を活かし、LPガスを災害時エネルギー供給の「最後の砦」として位置づけ、備蓄の推進や中核充填所の設備強化など「サプライチェーンの強靭化」を進めることが国策として決定されています(「第5次エネルギー基本計画」)。
また、石油備蓄法でも「供給連携計画」の下、全国342か所の中核充填所にLPガスの備蓄を義務づけています。
LPガスの燃焼時の二酸化炭素排出単位は、原油を1.00とした場合、指数換算で0.86。軽油など他の石油製品と比べても10%以上少なく、天然ガスを含めた化石燃料の中でもトップクラスの環境性能を誇ります。
また、石油備蓄法でも「供給連携計画」の下、全国342か所の中核充填所にLPガスの備蓄を義務づけています。
人命救助の観点から重要な「72 時間」は、外部からの供給なしで非常用電源を稼働可能とする措置が望ましい。停電の長期化に備え、1週間程度は災害対応に支障がでないよう準備することが望ましい。 平成 28 年2月 内閣府(防災担当)
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